バリ人が愛してやまない辛味調味料「サンバル」。
バリ料理の、「甘くてコクがあり、スパイシーなお味」は、このサンバルのおかげなんです!
以前ご紹介した「ケチャプマニス(甘いお醤油みたいな調味料)」と並んで、インドネシア(バリ)の2大調味料↓↓として、地元だけでなく、観光客のお土産としても大変人気のもの。
そんな「サンバル」について、「そもそもサンバルとは?」「サンバルの種類」「こんな風に使ってます!」などの話題をお届けします!
そもそも「サンバル」とは?
サンバルは、ニンニクや唐辛子、バワンメラと呼ばれる赤玉ねぎ…などを、石臼でつぶしペーストにした万能調味料。
見た目がトマトケチャップみたいなのですが、基本的にトマトは入っていません。
調味料…というよりも、もう、それ単体で完成している「ちゃんとしたソース」という感じでして、何につけても◎
ワルン(食堂)でナシチャンプルやイカンバカール(焼き魚)などを注文すると、かならず添えられてくるので、それを、好きなおかずと一緒に混ぜて食べたりします。
(その食堂のオリジナルサンバルなので、それぞれ味が違ったりして面白いんですよ。)
サンバルの種類
さて、そんなサンバル。ポピュラーな調味ソースだけあって、本当にたくさんの種類があります…
その条件もややこしく(笑)わたしもなかなか整理しきれていないのですが、かな~り一生懸命調べまして、ちょいとまとめてみましたよ!
辛さによる種類分け
一番ベーシックな種類分けは、その「辛さの段階」によって名前が付けられたもの。
「甘→辛」の順に並べると…
■Sambal MANIS(サンバル マニス)=甘口
■Sambal MANIS PEDAS(サンバル マニスプダス)=甘辛
■Sambal ASLI(サンバル アスリ)=中辛
■Sambal PEDAS(サンバル プダス)=辛口
■Sambal EXSTRA PEDAS(サンバル エキストラプダス)=激辛
などの種類があります。
ややこしー!(笑)
材料による種類分け
プレーンなサンバルに、ちょっと特徴的な食材を加えて作られるサンバルにも、いろんな種類、名前が付けられています。
■Sambal terasi(サンバル トラシ)
発酵したエビの調味料(トラシ)入り。クセのあるサンバル。
■Sambal ROA(サンバル ロア)
燻した魚のサンバル
■Sambal udang(サンバル ウダン)
炒めた唐辛子とニンニク、エビ
■Sambal tomat(サンバル トマト)
基本のサンバルにトマト
■Sambal bawang(サンバル バワン)
にんにくタップリ
■Sambal mata(サンバル マタ)
生タイプのサンバル!他のサンバルとちょっと違います。
ソースというよりも、日本でいう「薬味」みたいなノリ。見た目もかなり違います。
サンバル、こんな風に使っています
そんなワケで、自宅に持ち帰ったサンバル…
我が家では、ナシゴレンを作るときなどに重宝しています。
同じくバリのスーパーでGETした、ナシゴレンの素を使って。
もちろん、ナシゴレンの素をご飯に混ぜるだけでそれなりに美味しいのは美味しいんですが、サンバルやケチャップマニスをプラスする事で、より「現地の味」に近づくんです。ほんとおすすめ。
まっ、基本的にそれ単体で美味しいので、ナシゴレン以外にも、例えば、「ただ肉につける」なんていう使い方も!
ちょっと余談 こんなところにも「サンバル」!
インドネシア バリでは、本当に身近な食べ物である「サンバル」。
日本でいう醤油や味噌くらいの身近さであることを証明するかのように、↓人気カップラーメン「ミースダップ」の「ミーゴレン」にも使われています。
冒頭でチラリとご紹介した「ケチャップマニス」などと一緒に、こんな風に別添になっているの!!
面白いですね~!
余談ですが、このカップラーメンもほんっと絶品なので、スーパーなどで見かけたらぜひ手に取ってみてくださいな。
インドネシアは何でも美味しいから、困っちゃう…